【3/17開催】まちの交流会「つどい」vol.12／生駒をおもしろくする、新しい民泊のカタチ

フリースクール「和草（にこぐさ）」や地域・居場所食堂「たわわ食堂」など子どもたちに関わる活動を続けてきた溝口さん。なぜ、民泊をオープンしたのでしょうか。

「私自身は、観光地をめぐるより、その土地ならではの食や祭りといった暮らしや文化を知るために旅をするのが好きです。長年、生駒を拠点に旅をする人を増やしたいという夢を持っていました」。地元のお店やまちの人とおしゃべりできる場所。ホームステイをしているような宿を目指しています。

ある日、生駒駅近くで理想的な古民家を見つけた溝口さん。空き家になっていたこの家に何度も通ううちに管理する不動産会社に出会い、家主さんとつながりました。大切な家をどんな人が借りるのか不安だった家主さんは、溝口さんのこれまでの地域活動が取り上げられた記事をたくさん読み、「この人になら貸してもいい」と取引が成立したそうです。

しおのめハウスは、たわわ食堂などで出会った高校生たちと運営します。大きな広間で、地域の人が参加できるイベントや教室の開催も考えていて、誰でも使える「自治会館」のような場所になる予定です。

「まちの人たちみんなに、しおのめハウスを育ててもらいたいです。携わってくれる人といっしょに使い方を考えられたら」と話します。

「しおのめハウスに興味がある」
「溝口さんの活動をもっと知りたい」
「地域の人たちと関係性を構築するヒントを知りたい」
「地域で何かはじめてみたい」

そんな人に参加してもらいたい集まりです。

聞き手は、いこまち宣伝部で、緑ヶ丘の公民館で「ご近所カフェ」を運営する中垣由梨さん。地域の多様な世代が気軽に集える場を作っています。「デジタルやAIが発展して、地域のつながりがなくても生きていける時代。そんな時代だからこそ、心地よく安心できる場所を見つけることが、これからの人生をより豊かにすると思っています。ぜひ溝口さんの自由奔放な話をぜひ聞いてください」と話す中垣さんも、しおのめハウスを掃除するなど、運営に携わっています。

みんなで話しながら、関わり方を考えたり、新しい活動のヒントを得たりしましょう。

だいたいのタイムスケジュール
13:00-13:20　オープニング
13:20-14:00　溝口さんと中垣さんのトーク・しおのめハウス見学
14:00-14:40　会場を交えたクロストーク
14:40-15:00　感想共有・記念撮影・クロージング

【話し手プロフィール】

溝口雅代さん
フリースクール、個人塾、たわわ【地域・居場所】食堂を運営する一般社団法人和草の代表理事。英語講師と保育士として18年勤務後、副園長として生駒市内に小規模認可保育所を立ち上げる。不登校の子ども達が「自ら育つ力」を信じ、学びと食でつながりながら生きやすい社会を作ることを目指して活動する。同じ釜の飯を笑いながら食えたら、ほぼオッケーと思っている。

【聞き手プロフィール】

中垣由梨さん
生駒市在住。IT系の会社勤務の後、2015年からフリーランスのグラフィックデザイナーとしてチラシやWEBサイトの制作を行う。IT、カメラ、地域食堂などの地域活動を通じて、生駒で楽しく暮らすことを模索中。趣味は韓ドラを見ること。いこまち宣伝部3期生。

■これまでの「つどい」レポート
つどいvol.11　クリエイティブディレクターに学ぶ、視点の切り替え方
つどいvol.10　建築士に聞く、住まいづくりの取捨選択
つどいvol.9　わがままじゃない？ささいなことから変える私の選択肢
つどいvol.8　授業作家と考える、失敗をおもしろがる力
つどいvol.7　うつわ屋さんと学ぶ、うつわのはじめ方
つどいvol.6　アウトドアの達人に聞く、生駒山の楽しみ方
つどいvol.5　ひと工夫で変わる、豊かな暮らし
つどいvol.4　はじめしょう、「庭」とのお付き合い
つどいvol.3　暮らしに寄り添い「無理なく」はじめる
つどいvol.2　「学校に行きたくない」との向き合い方
つどいvol.1 　面倒なのも楽しい？自然と共生した暮らし
つどいpre#03　なんかわからん店を語る夜
つどいpre#02　タンバリンを奏で、固定観念を捨てる夜
つどいpre#01 異色の編集家と考える『ささるアイデア』