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【レポート】つどいvol.7 「うつわ屋さんと学ぶ、うつわのはじめ方」

生駒に暮らす人や興味のある人がゆるやかにつながる、まちの交流会「つどい」を5月26日(金)に開催しました。

話し手に、高山町で「暮らしとうつわのお店 草々」を営む高根恭子さん。聞き手に、いこまち宣伝部6期生でローカルフォトグラファーの中村京子さんを迎えました。

 

場所は、北コミュニティセンターISTAはばたき。
デザインの仕事をしている人、絵本屋を運営する人、エネルギーの研究をしている人、陶芸家になりたかった人、古民家を経営する人…。さまざまな人がつどい、自己紹介と持ち寄ったお気に入りのうつわの紹介からスタートしました。

次に、中村さんがうつわ屋のイメージを聞きます。
洗練されている、昔ながらのお店、夏に風鈴が鳴っていそう…。
多様な意見が飛び交います。

「うつわって『料理をする人、おしゃれな人が使うもの』というイメージが先行していて、お店の敷居が高くなっていると思うんです」と高根さん。「誰かを意識するものではなく、自分で使って楽しむものじゃないのでしょうか」と続けます。

高根さんが大事にしていることは、心から気に入ったものを選ぶことと、自由に使うこと。お茶碗はご飯を食べるもの、湯呑みはお茶を飲むもの、豆皿はおやつを盛るもの…と、使い方を限定しなくてもいいそうです。

「例えば、お茶碗のふちが広いものには副菜を盛ってみたり、カフェオレを入れたり、抹茶を点てたり。一つのうつわだけでも使い方はさまざまです。好きなうつわを食卓の真ん中に置くだけでも、気持ちが和らぎますよ」

「日々の生活のなかで、ホッとする時間をどれだけ持つかが生活が豊かになる瞬間じゃないのでしょうか」という高根さんの言葉に、心が動く大切さを考える時間になりました。

話を聞いたあとは、グループごとに感想を共有しながら、高根さんと参加者が持ち寄ったうつわを見学。
中村さんが、参加者にうつわの使い方や思い出などを聞いて回ります。
「旅行するたびに一つずつ集めているんです」
「花瓶にしてもいいかも」
「昔、生駒にうつわ屋さんがあったよね」と話が弾みました。

終了後は、
「心躍るうつわに出会ってみたいです」
「モノを自由に選ぶ楽しさを思い出しました」
「うつわに限らず、お気に入りのものに囲まれて暮らすことで、おだやかな時間が増えそうです」
といった感想があげられました。

参加いただいたみなさん、話し手の高根さん、聞き手の中村さん、ありがとうございました。次回は7月22日(土)に開催予定です。ぜひ参加してください。

写真撮影:いこまち宣伝部7期生 いそっち

■これまでの「つどい」レポート
つどいvol.12 「生駒をおもしろくする、新しい民泊のかたち」
つどいvol.11 「クリエイティブディレクターに学ぶ、視点の切り替え方」
つどいvol.10 建築士に聞く、住まいづくりの取捨選択
つどいvol.9 わがままじゃない?ささいなことから変える私の選択肢
つどいvol.8 授業作家と考える、失敗をおもしろがる力
つどいvol.6 アウトドアの達人に聞く、生駒山の楽しみ方
つどいvol.5 ひと工夫で変わる、豊かな暮らし
つどいvol.4 はじめしょう、「庭」とのお付き合い
つどいvol.3 暮らしに寄り添い「無理なく」はじめる
つどいvol.2 「学校に行きたくない」との向き合い方
つどいvol.1  面倒なのも楽しい?自然と共生した暮らし
つどいpre#03 なんかわからん店を語る夜
つどいpre#02 タンバリンを奏で、固定観念を捨てる夜
つどいpre#01 異色の編集家と考える『ささるアイデア』

2023.06.08 UP

いいサイクルはじめよう、いこまではじめよう

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