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【1/27開催】まちの交流会「つどい」vol.11/クリエイティブディレクターに学ぶ、視点の切り替え方

生駒に暮らす人や興味のある人がゆるやかにつながる、まちの交流会「つどい」。今回は、2022年度グッドデザイン賞の審査員として「いこまち宣伝部」や「まほうのだがしやチロル堂」の授賞に関わったクリエイティブディレクターの山阪佳彦さんに話を聞きます。
参加者それぞれが気になったことを自由に話し、新しい視点を見つけましょう。

vol.11 クリエイティブディレクターに学ぶ、視点の切り替え方
【とき】2024年1月27日(土)10:00~12:00
【ところ】北コミュニティセンターISTAはばたき(生駒市上町1543)
【定員】20人(抽選制、生後6か月~就学前の幼児の託児あり)
【参加費】無料
【申込み】2024年1月16日(火)までに、申込フォームから

※申込みは締め切りました。ご応募いただきありがとうございました。

仕事や日常生活で、「新しい視点を持つこと」や「既存のルールに縛られずに考えること」が必要なときはありませんか。モノの見方は、どうすれば変えることができるのでしょう。

広告やプロモーションなどの商業デザインに30年以上携わり、数々の広告賞を受賞している山阪佳彦さん。デザインの力で、社会課題を解決することにも取り組んでいます。

そんな山阪さんは、バス停に誰かが置いた椅子の写真を15年ほど撮り続けています。その数、なんと数百枚。
壊れたら修復する人がいたり、冬になると座布団が置かれていたり…。椅子のタイプを分類・考察しながら、置いた人や使う人の気持ちを想像して楽しんでいます。
モノとしての「椅子」ではなく、「椅子を置く」という人間的な行為に心を動かされているそう。

 

「あなたの地域の魅力を教えてください」と聞くと、多くの人が「このまちには何もない」と答えます。それは、ランドマークや観光名所や歴史上の著名人だけが地域の魅力だという固定観念に捉われているからかもしれません。
でも、バス停に置かれた椅子のような、一見すると何の魅力もない風景でも、「人の営み」に思いを馳せることで、これまで気づかなかったものが魅力に変わるかもしれません。それによって、シビックプライドが育まれる可能性もあります。視点を変えれば、思考や行動も変わるのです。

単に「ごみ拾いをしましょう」と言われても、気乗りしないかもしれません。でも、デザインしたごみ袋を使ってみたり、チームに分かれて拾ったごみの量を競ったりすると、視点や気持ちが変わって、行動が変わります。

世の中の多くの人は、DVの問題には興味をもってくれません。そんな無関心な人たちの視点を変えるためにつくられた「DV or NOT」というシート。DVとそうでない行為の境界線を考え、線を引くだけで、話し合うきっかけが生まれます。

「最近は、デザイン脳を鍛える研修を依頼されることも増えました。バイアスや固定観念をはずすには、まず頭や心の凝りをほぐすことから。日常生活で見えているものを捉えなおしてみることが、ウォーミングアップの第1歩です」と山阪さん。

「今までと違う考え方で、仕事の壁を乗り越えたい」
「モノをみる視点を養いたい」
「日常をもっと楽しみたい」
「デザイナーの考え方を知りたい」
そんな人に参加してもらいたい集まりです。

聞き手は、いこまち宣伝部6期生で、地域の日常を撮影し、写真でまちを元気にしようと活動している中村京子さん。「物事を捉えるバイアスは、写真を撮る時のフレームと似ています。頑なな気持ちでいると、フレームが固定化して、被写体の一側面しか見えません。いつも柔軟な感性で世界を観るコツを聞きたいです」と中村さん。

みんなで話して、クリエイターの考え方のコツを探りましょう。

【だいたいのタイムスケジュール】
10:00-10:10 オープニング
10:10‐10:30 山阪さんのトーク①「バス停と椅子」
10:30-11:00 まちの中で「キュンとときめいたもの」「心がざわついたもの」の写真共有
11:00-11:20 山阪さんのトーク②
11:20-11:50 クロストーク
11:50-12:00 記念撮影・クロージング

【話し手プロフィール】
山阪佳彦さん
1961年、大阪生まれ。クリエイティブディレクター。企業・行政などのコミュニケーションデザインから地域・商品のブランディングまで下活動は多岐に渡る。MAQ inc.所属、GARBAGE BAG ART WORK主宰、DV予防啓発団体・パープルアイズ理事、神戸市クリエイティブディレクター(2015〜2018)。グッドデザイン賞審査委員(2020〜2022)。

【聞き手プロフィール】
中村京子さん
1977年、釧路市生まれ。松江・広島・福岡・大阪など様々な土地で暮らした後、2008年から生駒市在住。「自然」や「記憶」をテーマに写真と向き合うほか、ローカルフォトグラファーとして地域の人々やその暮らしを取材・撮影している。ピアノ愛好家で、特にクラシック音楽が好き。いこまち宣伝部6期生。

vol.11 クリエイティブディレクターに学ぶ、視点の切り替え方
【とき】2024年1月27日(土)10:00~12:00
【ところ】北コミュニティセンターISTAはばたき(生駒市上町1543)
【定員】20人(抽選制、生後6か月~就学前の幼児の託児あり)
【参加費】無料
【申込み】2024年1月16日(火)までに、申込フォームから

■これまでの「つどい」レポート
つどいvol.10 建築士に聞く、住まいづくりの取捨選択
つどいvol.9 わがままじゃない?ささいなことから変える私の選択肢
つどいvol.8 授業作家と考える、失敗をおもしろがる力
つどいvol.7 うつわ屋さんと学ぶ、うつわのはじめ方
つどいvol.6 アウトドアの達人に聞く、生駒山の楽しみ方
つどいvol.5 ひと工夫で変わる、豊かな暮らし
つどいvol.4 はじめしょう、「庭」とのお付き合い
つどいvol.3 暮らしに寄り添い「無理なく」はじめる
つどいvol.2 「学校に行きたくない」との向き合い方
つどいvol.1  面倒なのも楽しい?自然と共生した暮らし
つどいpre#03 なんかわからん店を語る夜
つどいpre#02 タンバリンを奏で、固定観念を捨てる夜
つどいpre#01 異色の編集家と考える『ささるアイデア』

2023.12.15 UP

いいサイクルはじめよう、いこまではじめよう

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