生駒に暮らす人や興味のある人がゆるやかにつながる、まちの交流会「つどい」。今回は、生駒市内の自宅でシフォンケーキ教室「シフクノジカン」を主宰する山本裕美さん(以下、 ゆみさん)に話を聞きます。参加者それぞれが気になったことを自由に話し、新しい視点を見つけましょう。

始めてみたいことやチャレンジしたいことがあっても、「やっぱり今のままで十分かな」と、自分の行動に制限をかけて諦めてしまったことはありませんか。

募集を始めれば、すぐに予約でいっぱいになる人気教室を主宰するゆみさん。「自分の好きなことを通じて、人に喜んでもらいたい」という願いを叶えて、シフォンケーキの教室を開きました。
子ども達に作ってみたら「ふわふわでおいしい」と好評で、手軽に手に入る材料だけで作ることができるのも決め手になりました。
「これを手作りできるようになれば、喜んでくれる人がいるかもって思ったんです。やらない後悔だけはしたくないと思って教室を開きました」。

今は「私の人生は、私のもの」と考えられるようになったゆみさんですが、結婚当初は夫や子ども達を優先していたそうです。
「友達とのランチや買い物も、大好きなミスチルのコンサートも、家族に留守番させてまで行くのはどうかなと躊躇していました」

でも、「子ども達には失敗を恐れず、自分のやりたいことをやって生きてほしい」と願っている自分に気が付きました。
「それなら見本にならなくては」と、小学生のときから30年続けている経験を活かして、地域のミニバスケットボール部のコーチを引き受けました。みんなに喜んでもらえたら、きっと自分が幸せな気持ちになれるだろうと思ったからです。

写真教室を探していたときは、「この先生から教わりたい」と思った自分の意志を尊重して、京都まで連続講座に通いました。

自分の気持ちに正直になって行動することを繰り返すうちに、不思議と視野も広がり、幸せに過ごせていると実感しています。

「何から始めていいのかわからない」
「自分のバリアや殻を破りたい」
「人生をもっと楽しみたい」
「ゆみさんに背中を押してほしい」
そんな人に参加してもらいたい集まりです。

聞き手は、いこまち宣伝部４期生の杉本あゆみさん。「普段なんとなく忙しく過ごし、特に自分のことは後回しで、何事も腰が重くなりがちです。自分と家族どちらも楽しくいられるバランスをとるコツや、ゆみさんの見せる鮮やかな一刀両断の秘訣を聞いてみたいです」と杉本さん。

簡単なようで難しい「自分の気持ちに素直になる」こと。みんなで話して、そのコツを探りましょう。

【だいたいのタイムスケジュール】
14:00-14:05 オープニング
14:05-14:40 ゆみさんと杉本さんのトーク
14:40-15:05 会場を交えたクロストーク
15:05-15:50 感想共有
15:50-16:00 記念撮影・クロージング

【話し手プロフィール】

山本裕美さん
広島市出身。2016年に生駒への移住をきっかけに起業。平日は、自宅でシフォンケーキ教室をしながら、子どもたちの予定を優先して過ごす。自分らしく生きるための「選択」を繰り返し、仕事も家事も育児も楽しんでいる。いこまち宣伝部4期生。

【聞き手プロフィール】

杉本あゆみさん
奈良市出身。2013年から生駒市在住。始めたばかりの介護の仕事に奮闘中で、家族のことと同じくらい少し先の自分について考えるようになってきたところ。趣味はバレーボール観戦と図書館通いとカメラ。いこまち宣伝部4期生。

■これまでの「つどい」レポート
つどいvol.8　授業作家と考える、失敗をおもしろがる力
つどいvol.7　うつわ屋さんと学ぶ、うつわのはじめ方
つどいvol.6　アウトドアの達人に聞く、生駒山の楽しみ方
つどいvol.5　ひと工夫で変わる、豊かな暮らし
つどいvol.4　はじめしょう、「庭」とのお付き合い
つどいvol.3　暮らしに寄り添い「無理なく」はじめる
つどいvol.2　「学校に行きたくない」との向き合い方
つどいvol.1 　面倒なのも楽しい？自然と共生した暮らし
つどいpre#03　なんかわからん店を語る夜
つどいpre#02　タンバリンを奏で、固定観念を捨てる夜
つどいpre#01 異色の編集家と考える『ささるアイデア』