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【レポート】新感覚SDGsスポーツ「プロギング」

10月30日(日)、北コミュニティセンターISTAはばたきで「ジョギングしながらごみ拾い 新感覚SDGsスポーツ プロギング」を開催しました。
プロギングとは、ごみ拾いとジョギングを掛け合わせたヨーロッパ発の新たなSDGsスポーツ。カロリー消費は、通常のジョギングの約1.2倍と言われており、健康促進と環境保全の2つの効果があります。

前半は、富雄川沿いをプロギング。晴天に恵まれ心地よい秋晴れのなか、参加者同士声を掛け合いながら約2kmをゆっくりと走りました。

ごみ拾いをサポートするのは、奈良先端科学技術大学院大学と日本たばこ産業株式会社が開発した最先端トング「Rethinkトング」。小型カメラを装着したトングで拾ったごみをAIが識別し、ごみの種類や回収地点をデータ化するIoT技術を活用したものです。

プロギングで体を動かした後は、SDGsを考えるワークショップ。ゲストに、(株)アキュラホームで間伐材を活用した世界初の「木のストロー」を発案した西口彩乃さんを迎えました。
西口さんは、2018年の西日本の豪雨やプラスチックが生態系に大きな影響を与えていることを受け、木を専門とする住宅会社(株)アキュラホームで森林問題×プラスチックごみ問題でなにか生み出せないかと思い、木のストローを発案しました。

木のストローは、廃棄予定の間伐材活用や海洋プラスチック問題の軽減、製作作業で障がい者や高齢者の雇用など、さまざまなSDGsにまたがる取組です。

「木のストローが生まれたストーリーを知って、何かにチャレンジしたり、背中を押せるきっかけになれば嬉しいです」と西口さん。

西口さんに開発秘話を聞いた後は、グループディスカッション。
テーマは「〇〇×〇〇で考える、自分たちで取り組むSDGs」です。自分たちの関心ごとをつなぎ合わせ、新しいSDGsの取組について参加者同士で考えました。
「自転車をこいで発電し、イベントの電気をみんなで作ろう」
「間引きによって捨てられる竹を使って再利用できるカトラリーを」
など、さまざまな案を共有。興味や関心のあるテーマを出し合い、地域の課題解決やSDGsに結びつける時間となりました。

参加者からは、「小さなことからSDGsに取り組みたい」「周りの友人とも一緒に取り組めることを見つけたい」という感想があがりました。

SDGsは大きなテーマのように感じてしまいますが、身近なことや自分ができることから取り組むことが大切なのかもしれません。
11月20日(日)、北コミュニティセンターISTAはばたきで、生駒でこれからの持続可能な未来を考えるイベント「くらしのブンカサイinいこま2022」を開催します。ぜひご参加お待ちしております。

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2022.11.14 UP

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