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【レポート】マーケットでまちを変える

10月9日(日)、花のまちづくりセンターふろーらむで開催しました。ゲストには、ロンドンや東京のマーケットを100例調査したマーケット研究の第一人者であり、地方創生プロジェクトを多数手掛ける鈴木美央さんを迎えました。


参加者は、マーケットを主宰している人、高山茶筌を広めるための活動をしている人、人形作家、植物のネット販売をしている人、イタリア料理店のシェフ、来春生駒に引っ越しが決まっている人など、20代から60代の多様な方々。


自己紹介が終わると、鈴木さんの講座が始まりました。
普段の道路と、マーケットが開催されている道路の写真を見比べながら、「個」の集合体が大きな変化を生むことを共有します。
「今までは、ショッピングセンターや美術館、快速がとまる駅といった大きくてわかりやすいものが地域の魅力でした。全ての人が、幸せな日常を送るために必要なもの何だろうと考えたときに見つけた手段がマーケットでした」という言葉を、頷きながら聞く参加者の皆さん。


マーケットが生活をどう豊かにするのか、どんな経済効果があって、どれだけ環境負荷が低いか。実際の体験談やエピソードと共に語られます。
「仕事か趣味か。消費者か生産者か。日常か非日常か。何でも枠にはめてしまうけれど、本来はもっと曖昧でいい。自分がやりたいようにふるまって人を幸せにしたり、商いの楽しさを取り戻したり、非日常でうまれたつながりが日常になったり。それがマーケットでは多様におこり、豊かな暮らしがつくられるのです」

このあとグループに分かれて感想を自由に話し合いました。
すでにマーケットを実践している人に告知の方法や人を巻き込むコツを聞く人や、「このグループでマーケットを開くことが決まりました。開催日は内緒です」と宣言するグループも。

「ビジネス色を強めることではなく、好きとか楽しいとかの感情がまちを動かすし、動かしていけるんだと思いました」
「もっとまちを能動的に楽しもうと思いました」
「とても感化されました。自分も一歩ずつ社会を良くしていけると思いました」
といった感想が共有され、このまちの魅力は私たち一人ひとりがつくっていくことを確認する時間となりました。

写真撮影/いこまち宣伝部6期生さくさく

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2022年10月4日 子育て用品を地域でシェア
2022年10月9日 マーケットでまちを変える
2022年10月14日 副業という選択肢
2022年10月16日 生き方の新しい軸を見つける
2022年10月22日 人のこころにささるコピーライティング
2022年10月22日 小さくても面白い仕事「ナリワイ」
2022年10月23日 職人に学ぶ、はじめてのDIY
2022年10月29日 脱サラ農業のあれこれを語る
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いいサイクルはじめよう、いこまではじめよう

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