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夫婦ときどきパートナー

新子由紀子(あたらし ゆきこ)さんと大輔(だいすけ) さんは結婚当初、各々の職場へ通勤していました。2人が仕事のパートナーとなったきっかけは、大輔さんの提案でした。店舗物件を探したのち、2人は自宅の一部をリノベーションしてお店を始めることに。最寄駅からは2㎞。住宅街に、カヌレのお店が生まれました。

新子由紀子さん・大輔さん

2017年11月に、フランスの伝統焼菓子、カヌレのお店「Zazie canelé(ザジ カヌレ)」をオープン。
由紀子さん:大分県生まれ。大学進学で大阪へ。アパレル販売の仕事に就いたのち、結婚・出産。Zazie canelé店主。現在3児の母。
大輔さん:大阪府生まれ。奈良県内の飲食店勤務のかたわらで、Zazie caneléに関わる。
https://yukiko01032002.wixsite.com/zaziecanele

これ、自宅で仕事にできないかな?

どうしてカヌレのお店を始めたんですか?

大輔さん(以下、大輔):もともと僕が、お菓子づくりが好きで。カヌレをつくり始めたら、面白いお菓子だなと。原料の分量が同じでも、つくる人で味が変わる。そんな細やかさに、どんどんはまって。「これ、自宅で仕事にできないかな?」と思ったんです。

自宅の一部をリノベーションする。そんなお店の始め方があるんですね。

最初は店舗物件を探しましたよ。ただ、お店を立ち上げる上で、家賃というハードルは大きい。まずは家族で、一歩踏み出そうと思ったんです。

由紀子さん(以下、由紀子):店舗部分はもともと、6畳の和室だったんです。“自宅感”が出ないよう白を基調に、ロゴは青色にしました。

由紀子:店舗からパッケージまで、デザインはわたしが考えました。初めての経験ですが、変わらず好きなものってあります。たとえばこの帯は、どうしても入れたくて。イメージを形にしてくれる会社を探しました。

大輔さんが料理人とはいえ、新しいチャレンジに不安はありませんでしたか?

わたし、考えるより先に動いてしまうタイプなんです(笑)。まず始めてみよう。始めたら、継続させないと意味がないので。やるんやったらやると決めています。

わざわざ訪ねてくれる人と、手をつないでみたい

お店は週4日営業されていますね。残りの週3日は、どのように過ごされていますか?

由紀子: 日曜日は、保育所が休みということもあり、子どもと一緒に過ごします。月曜日は、お店の準備ですね。材料の仕入れやカヌレの仕込みをします。火曜日は、夫が休みなので、家族で時間を共にします。

週5日は、お店に関わっていると。育児も家事もしつつ、仕事が大きな割合を占めているんですね。

わたしは技術も接客も、まだ全然ですから。まずはカヌレのレパートリーを増やしたいです。現在の定番は2種類。プレーンの「ザジカヌレ」と、県内の食材を用いた月替わりの「奈良カヌレ」です。

そして、もっとお客さまと会話がしたいです。Zazieは、最寄りの白庭台駅から2㎞ほどあります。いこママまるしぇなど地元イベントへの出店や、生駒市のFacebookページ「まんてんいこま」へ掲載いただいたことがきっかけで、わざわざお店を訪ねてくださる方もいらっしゃいます。

大輔:始めるときに思ったんです。僕らが「おいしい」と信じられるものを、ちゃんとつくり続けてみたい。そして、わざわざ訪ねてくれる人と手をつないでやってみたい。

Zazieがつなぎ目

家族のことも聞かせてください。飲食店に勤める大輔さんは、帰宅が遅い日もあると思います。ご夫婦の時間は、どのようにつくられていますか?

大輔:“ここ”でつながってますね。Zazieがつなぎ目というか。

土曜日だけ販売する“ウィークエンド”っていうお菓子があります。このお菓子は僕がつくり、由紀子が売るんです。下ごしらえは、木曜の夜にします。材料をそろえて、分量をはかり、型にバターを塗って。焼くのは、金曜の帰宅後です。オーブンを温め、卵を割って、型に流し込んで。

オーブンに入れたら、焼き上がりは24分後。僕はすぐ風呂に入ります。時計を見ながら、12分後に型を反転。残り12分で、時計を見ながらストレッチをして。

焼き上がった“ウィークエンド”は、朝に由紀子が受け取り、売るんです。

2人は、食でつながっているんですね。

そう、食ですね。

(2018.10.09)

ママによるママのための月イチマルシェ。ハンドメイド雑貨やアクセサリーの販売、ボディケアやマッサージがワンコインで楽しめるいやしのブースなど、毎回約10店舗が出店する。毎日頑張るママが気軽に立ち寄り、いやされたりワクワクしたりできる場所。
いこママまるしぇ

生駒市のFacebookページ。生駒で暮らす人、おいしいお店、地元の行事。住んでいる人の目線でまちの魅力を発掘して、市内外に発信する市民PRチーム「いこまち宣伝部」の活動の一つ。
まんてんいこま

いいサイクルはじめよう、いこまではじめよう

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