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僕の特技は、毎日を楽しむこと

多様な趣味で自分や家族を楽しませ、周囲をも和ませる不思議な魅力を持つ關祥平さん。公私の活動や、生駒での暮らしについて聞きました。

關祥平(せき しょうへい)さん

千葉県出身。学生時代から自転車を使って国内外の旅を楽しみ、2005年に(株)モンベルへ入社。2014年から生駒に妻、娘と暮らす。複数の本格的なアウトドアアクティビティを趣味として楽しむ傍ら、生駒山中腹にある自宅では野菜づくり、養鶏、炭づくりなども行い、自らの手で暮らしをつくっている。

多様な経験をして、いろいろなものを見たい

關さんは、アウトドアアクティビティを趣味にしているそうですね。

一つのことを極めるよりも、多くの経験をして、いろいろなものを見たいんです。おもしろそうだと思ったらすぐに試して、ぐっとハマって、中級の上くらいになったら次のものに興味がわく……というのを繰り返してきました。お金がかかるタイプです(笑)。

春と秋はトレッキングやキャンプ、夏は沢登りやシュノーケリング、冬はアイスクライミングとバックカントリースキーなどをします。
生駒では、自宅から生駒山麓公園までの道を一輪車マウンテンバイクで走るのが好きです。

子どもの頃からアウトドアアクティビティに親しんでいたんですか。

小学生の頃から、冒険やキャンプに興味があって「何かあっても生き延びよう」と、ランドセルに非常食や、エマージェンシーシート(防寒シート)、救急セットなどを入れていました。

一方、両親は教員で、やや硬い考え方をする家庭で育ちました。特に父は厳しくて、「枠にはめられたくない」と反発する気持ちがあったんです。
中学1年生のときに祖母の家まで約40キロを自転車で旅しました。それが楽しくて、房総半島を一周したり、高校2年生のときには千葉の自宅から北海道まで縦断したり、自転車旅行にハマっていったんです。
大学生のときは自転車で、チベット高原にも行きました。旅先での出会いや経験などを機に、アウトドアのアクティビティを楽しむようになって、今に至ります。

自然の楽しみ方を伝えて、好きになってもらえたら

現在の仕事についても、教えてください。

モンベルに入社し、北海道の店舗で9年勤め、2014年に大阪本社へ異動しました。今は広報部で、カタログの制作やウェブの記事作成をしています。
近畿エリアの山のガイドもしています。先週も、生駒山麓公園などで地図を読む方法を教えていたところです。みなさんに山の楽しみ方を伝えて、好きになってもらえたらと思っています。

大阪へ異動になったとき、生駒に引っ越したのですね。

生駒山のどっしりとした「そこにある」感じに安心感をおぼえて、印象がとても良かったんです。大阪に比較的通勤しやすく、それでいて自然もあるのはいいなと思いました。

はじめはアパートに住み、2016年に生駒山にある一軒家に引っ越しました。ずっと仕事が忙しいうえに、週末は山に行くから、家にほとんどいなかったんです。
家族との時間をなかなかつくれない僕を案じて、妻が「家でも楽しく過ごせるように」と自然に囲まれた一軒家を見つけてきてくれました。

おかげで、家にいる時間が増えました。庭で野菜を育てたり、養鶏をしたり。薪割り、焚き火、竹炭づくり…、やることがたくさんあっておもしろいんです。

妻の手のひらで転がされているかもしれませんが(笑)、感謝しています。趣味の時間も家族との時間もつくれて、バランスが良くなりました。

生駒はおもしろい人が多いところも好き

生駒での暮らしを楽しんでいるんですね。

はい。近所におもしろい人が多いところも気に入っています。

レストランをしている人、競輪選手、アーティスト…。移住者や転勤者が多いからか、人とつながろうというオープンマインドを持っている人や、生駒の魅力を分かって楽しもうとしている人が多いですね。

娘は近所の子どもたちと毎日のように家を行き来しながら遊んでいます。それを親たちが見守り、みんなで子育てしているところも気に入っています。

最近はセルフビルドで家を建てている友達がいて、僕が神主役で手作りの上棟式を執り行いました。妻も家づくりを手伝わせてもらって、楽しそうです。

これから楽しみたいことはありますか?

僕は、人生の大きな目標ややり遂げたいことはなくて、毎日を大切に楽しむだけ。心が動く興味のあるものを追いかけ、それらが全体的につながっている感じです。

若い頃は、人と比べて「僕はまだ何もやっていない」「納得することをやりたい」という焦燥感から、厳しい山に向かっていました。

でも気付いたら、人と自分を比べなくなり、焦燥感は少なくなっていました。自分の器がわかってきて、大きなことを成し遂げなくても、それぞれに役割や心地いい場所があることを理解できたのかもしれません。

僕は輪の中心じゃなくてもいい。アウトドアや楽器が好きな、ちょっと愉快なおじさんというポジションでいれたらいいなと。周りの人の役に立つというか、みんなも自分も楽しいのが一番だなと考えるようになりました。
あたたかい輪が広がればいいなと思っています。

(2022.12.05)
ライター:小久保よしの / カメラマン:いこまち宣伝部6期生 中村京子

自宅や倉庫には、關さんの趣味である民族楽器やアウトドアのギアがたくさん。お話や保管の様子、それらを扱う手つきなどから、そのどれにも愛着があり、大切に使っていることが感じられました。

いいサイクルはじめよう、いこまではじめよう

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