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メイクのち、心すっぴん

「女性はみんな特別な存在、その日常美をつくりたい」。16歳で生きる道を決めた巽加奈(たつみ かな) さんは大阪の学校、美容院を経て、自分の原点にあたる生駒へ。メイクアップレッスンやメイクセミナーを通して、女性が理想の自分になるお手伝いをしています。

巽加奈さん

Candido.(カンディード)主宰。奈良県生駒市生まれ。高校1年生で、メイクの道を志す。大阪の美容学校卒業後、MASHU美容室に初のメイクアップアーティストとして入社。2014年にフリーメイクアップアーティストとして独立。2018年3月、生駒市にメイクアップサロンをオープン。
https://candido-cana.jimdo.com/

メイク一つで、こんなに気持ちが変わるのか

巽さんが、メイクの道を目指したきっかけを教えてください。

思春期って、誰しも自分の顔に悩みますよね。私は、一重に悩んで。高1のある日、母の鏡台にあるビューラーを使ってみたら、顔がパッと見えたんです。もう、衝撃で。続けてマスカラ、ライン、アイシャドウ。

メイク一つで、こんなに気持ちが変わるのか。感動したんです。同時にこうも思いました。自分のように悩みを抱える女性と、この喜びを分かち合いたい。メイクを通して女性が生まれ変わる瞬間に、この先の自分が立ち会えたら。

その一瞬で、“これ”を仕事にしようと思いました。

その後、大阪の学校へ通い、美容室に就職されたんですね。

パリコレのバックヤードであったり、広告の仕事でモデルさんに商用のメイクを施すことには、まったく興味を持てなかったんです。そうじゃなくて、一般の女性をきれいにしたかった。美容室では、自身の髪の悩みを話しつつ、似合う髪型に出会いますよね。日常の美をつくる場として、美容室が最適な場所だったんです。

そして、2014年に独立されました。

独立したとはいえ、自分はまだまだヒヨッコ。3年かけて自分のスタイルをつくっていこう。準備期間と位置づけたんです。でも3年目が終わりに差しかかったとき「あれ、こんな気持ちの予定じゃなかったのに」って。

こんな気持ちの予定じゃなかった?

おかげさまで、メイクに関する仕事は増えつつありました。けれども、いつの間にか「巽加奈」の知名度を上げなければという気持ちの方が強くなっていたんですね。そして自分の原点である「日常美をつくること」が、おろそかになっていました。

思い描いた地点と、実際にいる地点が、あまりにかけ離れている。しまいには円形脱毛症になるくらい、悩んで(笑)。もう一度原点に立ち戻ったんです。

私が心地よくいられることから

原点に立ち戻り、どうしてサロンを始めることに?

メイクは、一見顔と向き合うようで、実は自分の内面と向き合います。内面がきれいになることで、自分が解放されて日々変化していける環境をつくりたい。

お客さまに心地よく過ごしていただくには、私自身が心地よくいられることから始めたい。

生駒にしたのは、自分の原点があるからです。私、大阪の高校に通うまでは、やんちゃでした。田んぼをいっぱい見たり、レンゲを植えたり、そのころは家の庭に、クワガタもカブトムシもいたり。自然に触れて、まっすぐな感性が養われた。生駒に育ててもらったんです。

それで意を決して物件を探したら、すぐにここが見つかったんです。

実は今日、肩の力がほどよく抜けているんです。

なんだかここ、いいでしょう?(笑)京都・大阪・神戸から訪れるお客さまも多いんですけどね。みなさん「初めて降りました、この一分駅」って。またローカルじゃないですか。アトリエの前は、田んぼで、きれいに稲穂があって、バックに生駒山がそびえ立って。

まだまだ、最中です

メイクが変わると、気持ちが変わることはありますか?

お客さまから、こんなメッセージをいただいたことがあります。「気分が変わって、着たい服を買って、今は自分が心地いいと思うものを優先しています」

巽さんが16歳のときに描いた「一般の女性をきれいにしたい」という夢は、叶いましたか?

まだまだです。まずはこのアトリエが始まったばかり。この先、どんな道をつくっていけるのか。挑戦したいです。

そうか、まだ最中なんですね。

そう。今も最中なんです。

(2018.10.06)

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