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【SWレポート】「素直な自分と出会う サードプレイスのすすめ」

10月19日(火)に「素直な自分と出会う サードプレイスのすすめ」をオンラインで開催しました。

全国で初めてソーシャル系大学「シブヤ大学」を立ち上げた左京泰明さん、市内で地域に根差したカフェ「nijiiro*cafe」を営む高橋祐子さんをゲストに迎え、身近な地域に居心地のいい場所「サードプレイス」をつくる方法について話し合いました。
司会は、地域活動の支援を行う「場とコトLAB」の中脇健児さんです。

その様子をイラストレーターの吉田友子さんのグラフィックレコーディングで振り返ります。

 

当日は市内外から20人が参加しました。まず左京さんから、「シブヤのまちがまるごとキャンパス」をコンセプトに展開している「シブヤ大学」の紹介がありました。地域コミュニティの衰退が地域課題となった渋谷区で、顔の見える関係性づくりのためにはじまり、なんと今年で15年も続いています。

「シブヤ大学」の取り組みは地域を学びの場にした「大学ごっこ」。授業といっても、明治神宮の森でどんぐり拾いをしたり、裏原宿を子どもが手作りしたバスで練り歩いたり。まちのあらゆる場所が教室で、気軽に参加できそう。

そして、シブヤ大学の授業はだれもが先生になり生徒にもなれることも特徴の一つ。多様な人と出会うことができるため、新しいつながりがどんどん広がっています。

 

 

続いて髙橋さんからは、「思い切ってやってみよう」という一歩を踏み出すことが大切だというお話がありました。育児中に近所のファーマーズマーケットを訪れ、自宅のマンションで野菜の販売をするというスモールスタートが今につながっています。「好きなことをベースに動いているから、心地よく続けることができる」という言葉が印象的でした。

シブヤ大学が特定の会場を持たずに活動している一方で、「nijiiro*cafe」という場所にこだわる髙橋さん。ふらっとだれでも訪れることができる「保健室」のような場所をつくることで、居合わせた人たちから新しいコトが起こることを期待しているそうです。

 

お二人の話を通して、カフェのような実際の空間を伴う「場所」だけではなく、活動で出会った人やその関係性そのものが個人にとって居心地の良さにつながっているという気づきにつながりました。

最後に中脇さんから、「今日の話をきっかけに新しい活動に参加したり、人と交流したりすることで新たな「サードプレイス」を見つけてほしい」というエールがあり、参加者それぞれが自分らしい「サードプレイス」を考える時間となりました。

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