暮らしにそっと寄り添う家具
SNAPPY LABEL
ヨーロッパを中心に買い付けた1940年代~1970年代のヴィンテージ品を取り扱う家具店。椅子やテーブルはもとより、名作と呼ばれるデザイナーものから、チェスト・サイドボードなどの大型家具、花瓶・フックなど小物類も充実。リペアやメンテナンスも得意とする店主と、笑顔の素敵な奥さまが出迎えてくれます。
人から人へとつなぐ家具
奈良では数少ないヴィンテージ家具屋。洗練された北欧・西欧デザインの家具に、ヴィンテージ食器やオブジェなど、心ときめくモノがたくさん並びます。家に迎え入れるとどうなるか、感性を刺激され自然とあれこれ想像してしまうショールームのような空間。
店主の川口恭雅(かわぐち やすまさ)さんは、現地に出向き商品を買い付け後、コンテナ単位(船便)でヨーロッパから直輸入しています。そして商品が届くと一点ずつ丁寧に手入れをしていきます。「当時の家具は、材質から造り手・デザイナーといった、全てが良質かつ高度な集まりであり、メンテナンスを施すときちんと応えてくれる。そういった家具の本来持つ良さを引き出し送り出したい」このような想いから、ほこりや油汚れをできる限り取り除き、ぐらつきのある箇所は取り外し再度固定、より長く使える家具に仕上げていきます。
この日は、サイドボードを見に来たご夫婦に扉の開け閉めを繰り返しながら熱心に説明されていました。使い方やメンテナンス方法などちょっとした疑問にも丁寧に答えてもらえるので、アフターフォローも安心して任せることができますよ。
きっと気持ちや暮らしも変化する
ヴィンテージ家具は専門知識がないと難しいイメージがありましたが、川口さん夫妻とお話をしたらそんな心の敷居もさくっと乗り越え、新しい世界が広がりました。一見同じように見える椅子でも、作られた年代や材質、組み立て方の違いを教えてもらうと、個性が際立ってくるのが不思議です。
2018年にオープンしたばかりのお店。家具は「毎日眼にし、毎日触れるもの。」作家の想いが詰まった家具は、日々の生活の中に豊かさを与え、感性をも育ててくれる。川口さん自身、そんな高度なモノづくりから生まれたヴィンテージ 家具に興味を持ってもらえたらと、イベントにも出展しています。
時間も国境も超えてやってきた家具達。たくさんの愛情でつながれた家具を少しずつ買い揃えると、部屋の雰囲気だけでなく、自身の気持ちと暮らしの変化も楽しめそうですね。
(2019.2.15)
- SNAPPY LABEL
住所 : 生駒市小明町1826-5
電話番号 : 0743-89-2489
営業時間 : 12:00~19:00
定休日 : 水・木曜日
駐車場 : 5台 - http://snappylabel.net/
WRITER 梅田洋子
生駒生まれ、生駒育ち。女子+男子2人の子育て中。いこまち宣伝部の活動を通して、お店や活動する人の想いにふれ、ますます生駒を応援する気持ちが強くなりました。趣味は、カメラとキャンプ。技術はまだまだですが、まえのめりな宣伝部仲間のおかげで、素敵なカメラライフが送れそうな予感。(いこまち宣伝部3期生)