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ファインダー越しに見つける生駒のまちと自分

イコマカメラ部

「撮ること」や「写真」を通して、生駒の魅力的な場所や人に出会えるフォトコミュニティ「イコマカメラ部」。主宰する小林牧子さんと中垣由梨さんは共にデザイナーです。コタツの会や焚き火の会といったひと味違う企画と、市内外からその都度参加を募るオープンな雰囲気が特徴。多彩な講師に学べるのも大きな魅力です。

自分が楽しむ場所は、自分で作る

小林さんと中垣さんは、市民PRチーム「いこまち宣伝部」の3期生。活動終了後も、自分たちで生駒を盛り上げようと「イコマカメラ部」を立ち上げました。
素敵な人や場所をできるだけ多く知ってもらえるように、内容も場所もイベントごとに企画しています。

生駒山麓公園で開催した焚き火の会では、森の中を散歩しながら写真を撮り、焚き火を囲んでコーヒーとスイーツを楽しみました。ロケーションを活かした撮影シーンをつくるだけでなく、みんなで焚き火をおこすことで参加者同士が親しくなる仕掛けです。写真の話もより盛り上がり、囲む炎と共に上達したい気持ちも熱く燃え上がりました。
対象は「プロアマ問わず、中級」と設定していますが、初心者も恐るることなかれ!腕前に自信がなくても、楽しんで撮るのが大切です。

講師は、二人が学びたいプロカメラマンに依頼しています。講師から講評してもらうのはハードルが高いけれど、専門的な視点を個別に聞ける機会は貴重。写真にこめた撮影者の内面を知ることで、参加者同士の理解が深まるのも楽しさのひとつだそう。

人に出会い、日常を慈しむ

大事にしていることは「継続と継承」。意外な答えに驚きました。
「変化をおそれず、軽やかに、自分たちがおもしろいと思うことをやっていたい。どちらかが活動できなくなったときはだれかに運営を引き継げばいいと思うし、いつかはカメラを持たない活動になっていてもいいんです。それが長く続けていく方法だと思っているから」。
コミュニティのあり方と真摯に向き合う姿勢に、これからの時代の暮らしを楽しむ秘訣を見たような気がしました。

写真を通して人と出会い、ファインダーを覗くことで改めて日常の暮らしを慈しむ。「撮ること、撮られることで生駒を盛り上げていきたい」という二人の目標は、たくさんの人の心を動かしながらゆるやかに、そして着実に達成中です。
(写真提供:イコマカメラ部)

(2020.3.13)

  • イコマカメラ部
    月に1回程度の活動を目安に不定期で開催。イベントや講座は参加費が必要です。
  • https://ikomacamera.com/

WRITER 杉本あゆみ

奈良市出身、2013年から生駒在住。二児の母。趣味はおしゃべりとモーニング巡り。アウトドア好きのインドア派。自然に囲まれた生駒市北部で、家にいながら毎日アウトドア気分を味わっています。ベランダで寝袋から星を眺める、家キャンプがお気に入り。生駒で出会う人が楽しくておでかけが増え、ただいまインドア派は返上中。(いこまち宣伝部4期生)

心地よい暮らし、温かな人、おいしいお店、みんなで楽しめるイベント…。
生駒のまんてんの魅力と元気を、生駒ラブな気持ちといっしょに発信するフェイスブックページです。

いいサイクルはじめよう、いこまではじめよう

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