思わず笑顔になれる洋菓子店
ガトー・ラ・フォセット
一分駅から徒歩5分のところにある洋菓子店「ガトー・ラ・フォセット」。オーナーシェフの正垣和宏さんは、大阪や兵庫の洋菓子店で経験を積み、2003年に生駒でお店をオープンしました。素朴でシンプルな古典菓子を追求し、忠実さを求めた生菓子や焼き菓子を作っています。
生菓子は鮮度にこだわる
どこか懐かしい甘い匂いが漂い、宝石箱のような雰囲気が感じられる店内。キラキラと輝く生菓子や焼き菓子が並び、何を選ぼうか迷ってしまいます。
「生きたお菓子だからこそ生菓子なんです」と正垣さんは言います。ティラミスやモンブラン、ショコラケーキなどの生菓子は、鮮度が大切で時間が経つと少しずつ味が変化してしまうので、賞味期限は当日限り。何百年も前から製法の変わらないフランスの古典菓子を作っているので、素材の味がそのまま表れます。最高の味が提供できるように、ケーキの土台など仕込みの時間を大切にしているそうです。
口の中に広がる優しい味
正垣さんの求める味は、優しい味。匂いの強いものを避けて口どけがよく、ふわっとした感じに仕上がることにこだわています。ケーキの素材はアレルギーの少ないものをなるべく使い、小さい子どもでも安心して食べられるものばかりです。
20~30種類ある生菓子は、さっぱり系や木の実を使ったものが多く、季節によって並ぶケーキとは異なります。一番の人気は、モンブラン。もともと季節限定でしたが、お客さんからの反響が大きく、一年中ショーケースに並べられています。ガレットやサブレ、マドレーヌやラスクなど焼き菓子の詰め合わせは、手土産にピッタリです。
夢は笑顔があふれるお店
正垣さんの夢は、自分が作ったケーキや焼き菓子で、たくさんの人を笑顔にすること。その想いから、フランス語で「えくぼ」という意味のフォセットが店名につけられました。
「家族の誕生日や仕事帰り、手土産にと訪れる人が多く、みなさんワクワクした雰囲気がにじみ出ています。それを見ると私も嬉しくて、自然と笑顔になりますね」と正垣さん。
お店の名前がそのまま実現できた素敵な場所。笑顔になれるお菓子を選びに、ぜひ訪れてみてくださいね。
(2022.8.29)
- 住所 生駒市壱分町758-1
電話番号 0743-76-1812
営業時間 10:00~21:00
定休日 火曜日、第3月曜日(変更の場合あり)
- http://www.fossette2003.com/
WRITER 磯部良和
東大阪市出身。2000年から生駒市在住。平日は公務員。つながりを大切にする生駒の人たちの少しでも役に立ちたいと思い、写真ボランティアをしています。登山写真や自然写真を撮り続けており、水に関わる仕事に就いたことで水資源を探求する活動を始めました。心穏やかなになる瞬間を表現したいです。いこまち宣伝部7期生。