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ファンが支えるおもちゃ屋さん

おもちゃのバンビ 生駒店

全国的に街のおもちゃ屋さんが激減している中で、生駒には、30年以上にもわたって愛され続けるお店があります。住宅街にひっそり佇んでいますが、関西一円から来客が絶えない模型専門店です。店長の呼び名は「おっちゃん」。お小遣いを握った子ども達や、プラモデルが大好きな大人など、幅広い層の人が通ってきます。

店長はお客のために、お客は店のために

店長の萬谷さんは、商品をプラモデルやミニ四駆に特化してファンを増やしてきました。模型作りに欠かせない工具や塗料は、お客さんの要望が多いので、原価が高くても豊富に揃えます。家電量販店の台頭などで苦境に立たされた時には、お客さんのために、夜勤のアルバイトを掛け持ちしながらお店を開けていたそうです。

そんな店長を慕って、お客さんは足繁く通ってきます。取材中に来店した方々は「ぜひバンビを広めてください!ずっと続けてもらいたいので」と我が事のように熱心。
売り上げの心配までして、「これは他のお客さんもほしいと思うから、今日は別の物を買う」と、希少な商品を譲り合う場面もありました。やり取りの全てがあたたかく、こんな世界を全く知らなかった私は、感動の連続でした。

無くなると困る “必要な場所”

「おもちゃのバンビ」のホームページは、店員さんではなくお店のファンが立ち上げたものです。サイトの序文はスッと惹きつけられる穏やかで素朴な文章で、お店を想う気持ちが溢れんばかりに感じられました。

ファンの1人である川端さんは、時間を見つけては店長を手伝って、商品をチェックしたり、店内を掃除したりするだけでなく、プラモデル組み立てのアドバイザーもします。
「バンビが無くなったら困る人がたくさんいます。おっちゃんに長生きしてもらって、1人でも多くのお客さんに来ていただけるように支えたい」と言います。

笑顔と共に末永く

お店には工作スペースやミニ四駆のコースも設置。自宅でしにくい作業や走行テストができるように、という計らいです。黙々と組み立てるイメージのプラモデルですが、ここに来れば店長やお客さん同士の会話があり、みんなが自然と笑顔になっていきます。
生駒にこんなに愛されている場所がある。これからも末永く続いてほしいと、心から思いました。

WRITER 中村京子

1977年、釧路市生まれ。松江・広島・福岡・大阪など様々な土地で暮らした後、2018年から生駒に定住。3人の子育てをしながら「自然」や「記憶」をテーマに日々写真と向き合う。探究が大好きで、疑問を持ったことはどんどんフィールドに出て調べるタイプ。主な作品は写真集「The Humid Memory」。(いこまち宣伝部6期生)

心地よい暮らし、温かな人、おいしいお店、みんなで楽しめるイベント…。
生駒のまんてんの魅力と元気を、生駒ラブな気持ちといっしょに発信するフェイスブックページです。

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