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森の音を楽しむ癒しの空間

生駒 おぐらの森

生駒山中腹にある「生駒 おぐらの森」は、絵本の挿絵にでてきそうな外観のお店。四季折々の森が身近に感じられ、木の温かみを感じる店内にはピアノが置かれ、店内外の至る所で音符を見つけられます。人とのご縁を大切にして、音楽を愛してきたオーナーの大切なものが集められたこのお店は、週末のみ営業しています。

チャンスの神様の前髪をつかんで


「日頃からやりたいことって、人に言っておくもんなんです」と、オーナーの小田垣多栄さん。大学をピアノ科、大学院を声楽科で卒業した変わった経歴の持ち主で、プロの演奏家として活動していた頃から、誰でも気軽に演奏できる場所やコミュニティーを作りたいと周りに言っていました。この場所に店を構えることになったのも、物件情報を友人から教えてもらったことがきっかけ。料理は全くの素人でしたが、ご縁のあったフレンチシェフから料理のいろはを学び、パン職人である友人の協力も得て、カフェを経営することになりました。「できないと思わず、なんでも一度は自分の懐にいれてチャレンジしてみる」と小田垣さんは笑います。

ここでしか味わえないオリジナルメニュー

米粉ではなく、奈良県産ヒノヒカリを炊いたご飯が入ったオリジナルレシピのサンドイッチががおすすめ。ミミまで柔らかく美味しく食べられるパンに、具がぎっしり詰まっています。食べやすいように可愛く包まれているので、こぼす心配もありません。サンドイッチと一緒に飲み物を注文すると、食後のオーガニックコーヒーが無料でついてくる少し変わったセット。2種の飲み物を楽しみながら、ゆっくり過ごしてほしいというオーナーの心遣いです。こだわり抜かれたメニューは、ここでしか味わえないものばかりです。

自然のなかで五感を癒す

ピアニスト、声楽家、合唱指導者他、何足ものワラジをはいていた時に難病にかかった小田垣さん。「もっと高みに、もっともっと」と、知らないうちに自分を追い詰めた考え方をしていたことに気付きました。原因不明の病気を悪化させないために、本当に好きなことだけに心を費やしていくことにしました。そんな彼女の生き方が反映されているこのお店は、そこにいるだけで癒される包容力あふれる空間です。まるで森林浴をしているよう。イノシシやウサギが横切ることもある自然の中にある温かな空間に、ぜひ一度訪れてみてください。運よくタイミングがあえば、小田垣さんのピアノが聞けるかもしれません。

(2021.1.25)

 

  • 住所 生駒市小倉寺町543-3(駐車場あり)
    電話 0743-25-8022
    営業時間 金・土・日曜日の11:00~16:00(L.O15:30)

WRITER 杉井亜也子

2歳から18歳まで生駒で育つ。海外で生活したのちに、子育てのためUターン。国内外を公私にわたって飛び回る中で、生駒の利便の良さと四季折々自然があふれる環境はホームとして最高の場所であるということを再確認した、いこまち宣伝部5期生。好きなものはマンゴーと高いところ。老後を生駒かフィリピンかで悩み中。

心地よい暮らし、温かな人、おいしいお店、みんなで楽しめるイベント…。
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