つくる人の顔がすぐそこに

ランチで使われている食材は、地元高山町の畑で土づくりからこだわって育てた有機野菜。新鮮野菜をふんだんに使った週替わりランチは、季節を感じることができる優しい味。ひとくち食べると心と体がふわっと温かくなります。
カフェの隣のガラス張りの加工場では、ドレッシングやジャムの製造販売も行っており、採れた野菜を加工している姿が見えることも。
畑から収穫した野菜を持って帰ってきたスタッフとすれ違ったりと、作っている人の顔をすぐそばに感じることができます。

また「ひよりメンマ」もイチオシの手作りおかず。荒れた竹林をどうにか活用できないかと、地元の方やボランティアさんと協力し竹林を整備。そうして採れたタケノコはおいしいメンマに大変身。整備しきれなくなった竹林が増える今、地元で注目されつつあります。

自分らしく、働く。生きる。

運営は「社会福祉法人いこま福祉会ひより」。障がいのある人たちが農作業や加工品の製造、カフェ業務など、自分の得意を生かして働いています。
元々は農作業がメインの業務でしたが、「つくる人と食べる人が繋がれるような場所にしたい」「地元の人が気軽に寄れるような場所にしたい」という思いのもと、カフェをオープン。「今はこの野菜がおいしいよ。」と声をかけてくれたり、スタッフの方々が生き生きと笑顔で働く様子がとても魅力的です。

おいしいをあなたと一緒に

かつて、こどもたちの元気な声で溢れていた場所から、今度は形を変えて様々な世代の人たちが笑顔で集える場所へ。野菜や竹の素材を生かす食。
ここに来ると、「ありのままでいいよ。それがあなたの魅力だよ」そんなことを伝えられているような気持ちになります。

肩の力を抜きに、おいしいものを食べに訪ねてみてください。

（2024,12,20）