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虹の橋を渡って

アルクアンシエル

生駒駅から北にまっすぐ5分。俵口方面に抜けるゆるやかな坂のてっぺんに、アルクアンシエルはあります。大阪や京都で修業を積んだ鈴木文互シェフが、生まれ育ったこのまちで2015年にオープンしました。甘いバターの香りが満ちる店内では、ケーキに焼き菓子、クロワッサンなど、心躍る美味しいものがあなたを待っています。

つい目移りしてしまう美しいケーキの数々

ショーケースに並ぶ美しいケーキは、どれも甘さ控えめ大人の味。
ワインで煮詰めたダークチェリーの爽やかさがアクセントの「フロマージュ」。濃厚カスタードと甘酸っぱいいちご、しっかりと焼き上げた硬め食感のパイのハーモニーがたまらない「ミルフイユ」。鈴木シェフの一押し「モカ」は、口の中に入れるとコーヒーの香りと濃厚なチョコレートの風味が広がり、ふわりととろける絶妙の滑らかさ。
派手さはないけれど、シンプルに丁寧にまとめあげられたケーキは、どれもゆっくりと味わいたくなる美味しさです。
季節の味のシフォンケーキや、レモン香るウイークエンド(土日祝の限定)など手土産にもおすすめの焼き菓子も色々。サックサクのクロワッサンも人気商品の一つです。

まちのケーキ屋さん

「修業中との違いは、ケーキを作って終わりではなくなったことです。店頭でのお客さまとの会話の広がりが楽しいし、ケーキを食べる人の顔を具体的に思い描けるようになりました」と鈴木シェフは言います。それは、このまちに根づいた「まちのケーキ屋さん」のまなざし。
例えば、お家で箱を開けたときケーキが美しいままだと喜んでもらえるだろうなと想像しながら、持ち歩きやすいように丁寧に箱詰めする。甘いお菓子が食べたくなったときに気軽に立ち寄ってほしいから、営業時間は朝9時~夜9時とかなり長めに。そんな鈴木シェフのまちに寄り添う心が、お店に満ちています。

お客さん側にとっても「あの人が作ってくれたケーキ」と、鈴木シェフの顔が思い浮かぶ贅沢が、より一層美味しさを引き立てている気がするのは、私だけでしょうか。

店名「アルクアンシエル」はフランス語で「虹」を意味します。まちとケーキとあなたをつなぐ美しい虹の橋。どうぞ渡ってみてくださいね。

(2020.10.23)

 

  • アルクアンシエル
    住所  生駒市東松が丘2丁目2-1
    電話  0743-75-3910
    営業時間 9:00~21:00
    定休日  火曜日

  • https://page.line.me/izg9936t

WRITER 清水綾

南大阪出身、2005年から生駒在住。好きな事は、美味しいものを食べること、本を読むこと、写真を撮ること。なんとなく選んで住み着いた生駒での生活が思いがけなく楽しくて、のんびり満喫中。おすすめはぴっくり通り商店街、プラレールひろば、竜田川の桜とカルガモ。いこま育児ネット代表、2児の母。(いこまち宣伝部3期生)

心地よい暮らし、温かな人、おいしいお店、みんなで楽しめるイベント…。
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