隠れ家で楽しむ 愛犬とのゆったり森時間
gongon garden
生駒山にある隠れ家的なガーデンカフェ。看板犬のゴン次朗くんを目当てに県外からも犬好きが愛犬同伴で集まります。特製コッペパンランチやオリジナルコーヒー「ゴンゴンブレンド」、季節の焼き菓子などがいただけます。DIYで整えられたお庭や内装も温かい雰囲気で、ゆったりと居心地のいい時間を過ごせるお店です。
引き継いだ特別な味
喜里が丘の住宅街を抜け、生駒山麓公園に向かう途中にあるgongon garden。カフェの入口では、ピレネー犬のゴン次朗くんが大きな体で歓迎してくれます。
オススメは、特製コッペパンランチ。もっちりとした食べ応えで他では味わえない一品です。実はこのコッペパン、今はなきパン屋さんの味を店主の高田仁さんが修行に通い、引き継いだ特別な味。ぜひ予約して食べてみてください。
厳選した豆を使ったコーヒー「ゴンゴンブレンド」は、焙煎したてのフレッシュな味が楽しめます。ブラックが苦手な私がお代わりしてしまうほどのおいしさ。甘酸っぱさと甘さが絶妙なレモンケーキは来る度に食べたくなってしまいます。
犬好きが自然と集まるとっておきの場所
「ワンちゃんと気兼ねなく楽しんでもらえる癒しの場を作りたい」とオープンして1年。福島県や東京などからも愛犬家が集まる人気ぶりです。
広い庭に隣接するテラス席では、犬連れのお客さん同士が隣り合うことも。お互い犬好きとあって自然と話が盛り上がります。多いときには20頭以上のピレネー犬と愛犬家が集まることもあるとか。
カウンター席がある部屋の向こうは、体をかがめないと入れない「おこもり感」が楽しめる特別な空間。まるで隠れ家の居間のようで、愛犬や友人とゆったりとくつろぐことができます。
縁にみちびかれて
カフェを切り盛りするのは、高田仁さんと貴世子さんご夫妻。以前、生駒駅近くでゴンゴンカフェを運営していましたが、そのときに飼っていたピレネー犬のゴン太くんが早くに亡くなりました。
続いて貴世子さんも体調を崩し、カフェを続けるかどうか迷っていたそうです。そんなとき、ゴン次朗くんが来ることなり、友人から現在の場所を紹介され、導かれるようにガーデンを始めました。「ゴン次朗を中心にしたカフェにしたいとは思っていましたが、まさかこんな広がりを見せるとは」と話す仁さん。
開店当初から心を配っているのは、お客さんがのんびりと過ごせるお店づくり。ゴン次朗くんとお二人が作り出す癒しの空間にぜひ足を運んでみてください。
(2024.2.19)
WRITER 松山史子
浜松市出身。生駒在住6年目。インハウスの翻訳時々法務担当。毎日生駒山からパワーをもらう双子ママ。生駒では野鳥や森に癒されながら、やりたいことを実現していく人たちの行動力に刺激をもらい、県境には面白い人が集まる!と実感中。たくさんある夢の一つは生駒でドキュメンタリー映画祭を開催すること(いこまち宣伝部8期生)。