good cycle ikoma

いつも変わらない懐かしい味

ジャッロたこやきやさん

生駒駅すぐ、アントレいこまにある創業68年目の「ジャッロたこやきやさん」。駅前の再開発とともに店を移転し、現在の場所になりました。尾實美由紀(おざね みゆき)さんは、夫の龍夫(たつお)さんとたこ焼きを焼き続けて25年。素朴で飽きのこない味を求めて、親子3世代で訪れる人も多いたこ焼き屋さんです。

「根拠のない自信」があるから、今がある

たこ焼きは、ソース・しょう油・ミックスの3種類の味で、5個110円。お金がない学生にもお腹いっぱい食べてほしいという想いから、創業当時からほぼ値段は変えていません。

尾實さんは、「原材料の高騰や消費税の増税などもあり、このまま店を続けて行くことが不安になったこともありました。でも、笑っていれば何とかなる。根拠のない自信のおかげで、ここまで来ることができました」と話します。

幸せのおすそ分け

ジャッロはイタリア語で「黄色」という意味。訪れる人が元気で楽しくハッピーになってほしいという想いから、「幸せの黄色いハンカチ」になぞらえてつけたそうです。

たこ焼きを注文すると、おまけで1個ついてくるのも、ジャッロ流の幸せのおすそ分け。「何歳になっても、おまけって嬉しい気持ちになりますよね。お客さんが喜んでくれるなら、儲からなくてもいいんです」

「たこ焼きを通して、私が幸せをもらうこともあります。お母さんと一緒に来ていた小さい子が、中学生くらいになると一人で来てくれるようになるんです。その子が大人になって、今度はお父さんとしてお子さんを連れて来てくれる。成長を見れたときは嬉しくなりますね」と話す尾實さん。

その人にあった味を提供したい

お客さんの好みはさまざま。それぞれの希望を聞いて、味付けやトッピングを変えてくれます。小さい子どもも食べられるように素焼きのまま提供したり、お客さんの要望からしょう油とソースを混ぜたミックス味を作ったり。そこには、美味しいたこ焼きを食べてもらいたいという尾實さんの優しさが詰まっています。

懐かしい味を求めて、生駒市内だけではなく、市外から帰省する際には、立ち寄ってくれる生駒育ちの人もいるそうです。

店先まで溢れるその笑顔は、老若男女を問わず、訪れた人のお腹も心も満たしてくれます。生駒に来たら、ぜひジャッロのたこ焼きを食べてみてくださいね。

(2022.1.19)

  • 住所 生駒市谷田町1600 アントレいこま1階
    営業時間 11:00~20:30(店内は20:00まで)
    電話番号 0743-73-9293
    定休日 毎週水曜日

  • http://giallo-takoyakiyasan.com/

WRITER 谷原正浩

大阪市出身、子どもの出産にあわせて2017年から生駒在住。会社員。1児のパパで日々、仕事と子育てに奮闘中。ランニング、水泳、お酒が大好き。いこまち宣伝部の活動に参加し、生駒の人たちの温かな想いと素敵な人柄を通して、ますます生駒が好きになっています(いこまち宣伝部6期生)。

心地よい暮らし、温かな人、おいしいお店、みんなで楽しめるイベント…。
生駒のまんてんの魅力と元気を、生駒ラブな気持ちといっしょに発信するフェイスブックページです。

いいサイクルはじめよう、いこまではじめよう

いいサイクルはじめよう、
いこまではじめよう