サッカー「クラブ」と違う「スクール」ならではの学び

サッカー初心者から、技術をもっと向上させたい経験者まで、いろいろな子どもたちが通っています。「点を決めなければ…」と、勝つためのプレッシャーと闘いながらボールを蹴っている子どもも、このスクールに参加するとボールを蹴る楽しみを見つけて笑顔になるそうです。
コーチが大事にしているのは、みんなで楽しみながらボールを蹴ること。上手な子どもが点を決めることを褒めるだけでなく、仲間にアシストしてゴールを決めたらみんなで喜ぶ雰囲気を作り上げています。

スクールを支える2人のコーチ

スクールは、2005年にオープンしました。最初はやんちゃな子ども達をどう指導すればいいか分からず葛藤する日々もあったようですが、今は年長から小学6年生までの子どもたちが通う人気のスクールになりました。コーチは岩倉昌史さん前田正喜さんの2人。出会いは小学3年生でした。幼い頃からお互いのことを知っているからこそ、人当たりの優しい温和な岩倉コーチが経営を担い、熱く責任感あふれる前田コーチが指導を全面的に担当しています。

コーチたちの楽しみは、子ども達がサッカーを好きになってくれるのはもちろん、サッカーを通して強さや人を思いやる心が育まれ、成長をお手伝いすることです。
「長くサッカーを続けていれば色々な悩みがでてくるはず。無邪気にボールを蹴っていた頃を思い出す場所として、このフットサル場に帰ってきてくれたら嬉しい」と話しています。2人の元には、アシスタントコーチとして通う元スクール生も多数います。サッカーを楽しんだ原点の場所として大事にされているこのフットサル場。これからも変わらず、生駒山のようにここにあり続けてほしいなと思いました。

（2021.3.19)