毎日がちょっと幸せになる、パンの存在
ブーランジェリー ルールマラン
住宅街の中に、エメラルドグリーンの屋根がかわいいパン屋があります。扉を開けると小麦のいい香りに包まれ、食パンや菓子パン、総菜パンなど美味しそうなパンでいっぱい。店内には、元スタッフが描いた絵や、オーナーのお父さんが作った切り絵が空間を彩っています。
飽きない定番のパンたち
クロワッサンやクリームパンなど定番の10種類ほどをメインに、季節に合わせて旬の食材を使ったパンが並びます。特に、一番人気の食パンは、小麦粉の一部に熱湯を加えて一晩寝かせているので、ふわっとしていて柔らかく、もっちり触感。トースターで焼いても、表面はカリッとしつつ、中はパンの甘みをじんわりと感じられます。この絶妙なおいしさに抜け出せなくなるお客さんが多く、今では予約必須です。
お客さんはそれぞれお目当てがあるようで、そのパンが売り切れていると、「あれ…あのパンがないなぁ」と思わずつぶやいてしまう人もいるほど。どのパンにもファンがいるのです。
気軽に手に取りやすく
朝食の食パン、パスタやシチューなど洋食に取り入れやすいバゲット、おやつにもなる菓子パンなど、どんなシーンでも食べやすいパンがそろっています。どれもリーズナブルなので気軽に手に取りやすく、ついついたくさんのパンに手が伸びてしまいます。
お客さんが「欲しかったパンが売り切れてしまった」と困っていると、同じ材料で作っている商品を案内したり、会計の合間におしゃべりを楽しんだりするオーナーの田中さん夫婦。そんな姿を見ていると、まちのパン屋さんとしてなくてはならない存在だと感じました。
「お店に来てくれる方たちは、とってもいいお客さんばかり。皆さんの日常をパンでちょっと幸せにできればうれしいです」と田中さんたちは話します。
パンを買い求めるお客さんが途切れないルールマラン。お客さんはもうすでに、おいしいパンで幸せな気分になっているでしょう。
(2023.12.15)
WRITER 西川智美
生駒市出身、在住。2児の母。自分からはなかなか声をかけられないが、話すのは大好き。趣味渋滞中で、いろんなことに挑戦したいズボラ人間。現在はおいしいものを食べることと、育児と仕事の合間にアクセサリーを作るのが楽しみ。(いこまち宣伝部8期生)