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性的マイノリティのカップルを認証する「パートナーシップ宣誓制度」がスタート

第1号となるカップルが宣誓しました

性的マイノリティであるカップルが、互いをその人生のパートナーとして宣誓したことを市が認証する「生駒市パートナーシップ宣誓制度」。

婚姻関係に準じる共同生活を送りながら、生きづらさや不安を抱えている当事者にとってより暮らしやすい社会となり、理解が進むことを目指して、令和3年4月1日から導入しました。

5月15日には、第1号となるカップルが宣誓。
パートナーになって20年目を迎えるお二人が、宣誓後に想いを語ってくれました。

「パートナーシップ制度をしている市があるのは知っていたので、生駒でもできるようになったら宣誓しようねと二人で決めていました。生駒市初のカップルとなるのは光栄です」

お二人は、制度の導入が発表された翌日に早速問合せをし、宣誓の手続きを進めました。

宣誓当日は、宣誓書に署名して声を合わせて読み上げた後、小紫市長が宣誓証明書と証明カードを手渡しました。お二人は、「20年前に友人を呼んでウエディングパーティ―のようなものをしましたが、市長や職員の方から『おめでとうございます』と言ってもらうのは初めてで、なんだか新鮮でうれしかったです」と少し照れくさそうに話していました。

「性的マイノリティの中にもいろいろな人がいます。、この証明書の色合いはグラデーションになっていて、当事者のさまざまな思いを尊重しているデザインでとてもいいと思いました」

みんなが自分らしく暮らせるまちに

この制度は、婚姻制度とは異なり、法的に保護するものではありません。しかし、お二人がパートナーシップの関係にあることを尊重し、婚姻関係に準じる共同生活を送るお二人の生きづらさや不安を少しでも軽減し、社会的理解が進むように実施しています。

今回宣誓したお二人は、「わたしたちはただ自然に暮らしているだけで、どの家庭とも違いはありません。みんなが自分らしく暮らせるまちになればいいですね」と話していました。

これからも生駒市では、市民一人ひとりが自分らしく生きることができ、多様性を認め合い、個人が尊重される共生社会の実現を目指し、取り組みを進めていきます。

〈生駒市パートナーシップ宣誓制度〉
◇利用対象者 一方又は双方が性的マイノリティであるカップル
◇対象者の要件  次のすべての要件を満たしていること
①双方が成年に達していること
②双方が市内に住所を有していること(市内への転入を予定している場合を含む)
③双方に配偶者がいないこと及び当事者以外の者とパートナーシップの関係にないこと

宣誓に必要な書類については、市ホームページへ

 

 

2021.06.14 UP

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