【いこまとりっぷ宣伝部レポ】人気陶芸家と作る器でhyggeなひとときをDAY1
いこまち宣伝部のあゆみです。
1月17日、いこまとりっぷvol.3「人気陶芸家と作る器でhyggeなひとときを」を開催しました。
人気陶芸家とは、生駒在住の高島大樹さん。展示会では全国のファンがその器を求めて行列を作り、いつも早々に完売してしまいます。そんな高島さんの代表作ともいえる輪花皿とモールの流線が美しいクレマのカップをつくって、焼きあがった器で「アサカシ」を楽しむ二日間のツアー。参加者は100通近くの凄まじい倍率を勝ち抜いた10名です。青森、東京、大阪、和歌山、兵庫に奈良からお越しくださいました。
この日にかける皆さんの熱意で雨予報も今年一番の寒さも吹き飛ばし、生駒駅から芸術会館美楽来へ。すでに器の話題が弾み、出会ったばかりとは思えない盛り上がり。緊張しつつも楽しい予感に胸が躍ります。
いざ陶芸室の扉を開けると、そこにはにこやかに立つ高島さんの姿。「本物が…」と立ちすくみ後ずさりする皆さんの姿を見ながら、宣伝部もドキドキ。高島さんへの憧れと情熱は私たちの想定以上であったことを実感しました。やっと部屋に入れても、会えた感激と写真撮影が止まりません。
高島さんが手順を説明してくださるデモは写真も動画もOKとあって、作陶される姿の撮影に工程の確認にと皆さん大忙しでした。
最初は恐る恐る土に触りながらも、1工程ずつ丁寧に教わります。皆で息を殺し、完了すると一斉に「おぉぉー!」と歓声が上がることを繰り返しながら、一丸となって制作は進みます。高島さんから「おっ!上手!」と声がかかるとガッツポーズ。
「素直にね、やってください」の言葉に、各々自分の素直とはなんぞや…?と思いがけず内省する場面も。きっと素直なフィーリングこそがプロの技のひとつなんでしょうが、それが1番難しいと感じる不器用代表の私でした。
でも、不安なところは高島さんに逐一軌道修正してもらえるので安心です。むしろ、手直ししてもらえることが少し嬉しかったりするファン心理。
「ここまでの丁寧なご指導はなぜ?」と尋ねたら、「例えば陶芸体験で湯呑みを作ろうとしたのに、想像と違うものができあがる…それはそれで楽しい思い出ですが、このツアーでは思ったものをそのまま形にし、長く使ってもらいたいんです」と高島さん。作陶家、職人として、使い手のことを思うこだわりのひとつに触れることができました。
皆さんそれぞれに話も弾んで、おなかが減ってきたお昼タイムは「くまのパン屋u-f」さんの特製コッペパンサンド。おいしいパンとお店のご夫婦が素敵な宣伝部スタッフお気に入りのパン屋さんです。「美味しい」と声があがり、ツアーの後に早速お店に買いものにいってくれた参加者もいらっしゃいました。
高島さんが作品を真剣にみつめる面差しの素敵さに「これが夢だったらどうしよう」と繰り返す参加者さん。
その幸せそうな表情に、私たちは何度も震えるほど嬉しい気持ちになりました。高島さんの素敵さ、人気ぶりを知るからこそ、イベント企画や運営の素人には手にあまると、途中で企画を投げ出さないでよかった…。
そして最後におみやげです。入手困難になった高島さんの人気作品の一つ「六角」の酒器をプチボヌールさんにアイシングクッキーにしていただきました。
芸術性の高さとクッキーのおいしさで引っ張りだこのプチボヌールさん。六角の色み、傾斜の角度など試作を繰り返して高島さんにも太鼓判をおしていただくレアな逸品になりました。
渡したときの悲鳴とため息の混じった歓声に、私たちもガッツポーズ。
高島さんファン同士、器の他にも興味が似ている様子でおしゃべりは尽きません。その様子も、私には嬉しくてたまらない光景でした。
参加者の皆さんとお話しするうちに、それぞれがお住まいのまちも、私にとって知らない場所ではなくなりました。「あの方が暮らす場所」とこれからなにかあるごとに思い描けます。
高島さんや私たちが住むここ生駒のことを参加してくださった皆さんも同じように感じてくださっているといいな。あの人たちが楽しく暮らしてるところだなとあたたかく思い出してくださったらいいな。たまに思い出してついでにちょっと寄ってみようと思ってもらえたらとても嬉しい。そう思います。
また来月、とお約束できるのがとても嬉しく、皆さんと生駒で再会する日がもう楽しみで指折り数えて今から待つことにします。
【いこまとりっぷ宣伝部レポ】
2019年11月27日 生駒に酔いしれる マリアージュ体感ツアー
2019年12月8日 聖天さんの贈り物 ノスタルジックな休日
2020年2月18日 人気陶芸家と作る器でhyggeなひとときをDAY2
2020.01.23 UP