【いこまとりっぷ宣伝部レポ】聖天さんの贈り物 ノスタルジックな休日
いこまち宣伝部3期生の中垣です。
12月8日(日)に「いこまとりっぷ」2本目のツアー「聖天さんの贈り物 ノスタルジックな休日」を開催しました。私たちが選んだ場所は、生駒では馴染みの場所ばかり。でも普段とは違う特別な体験を盛り込んだり、平日に参加できない人にも参加してもらえるように休日開催にしたり工夫しながらメンバーで企画を進めてきました。
まずは宝山寺参道の自然菜食レストラン、ナイヤビンギでランチをいただきました。生駒の高山町で採れた野菜を中心に、体に優しい味。それでいて、ボリュームもたっぷりでお腹がいっぱいに。窓から見える生駒の街を眺めながら、話も弾みます。
以前は旅館だった部屋を利用された店内にはレゲエ音楽が流れ、異国情緒漂う雰囲気。
店主の中川さんがお店を開いた15年前は、参道にはお店がほとんどなく、最初の1年はほぼ知り合いしか来なかったそう。徐々に口コミなどでお客さんが増えて、今では海外から観光客も訪れるようなお店になりました。参道に賑わいを戻したいという思いで、中川さんはお寺の行事にも積極的に関わるようになったそうです。
ランチの後は参道を散策。アクセサリー材料店「ciel(シエル)」さんでは、オリジナルのアクセサリーを購入したり、好きなパーツから自分だけのアクセサリーを作ることもできます。大正時代の建物をリフォームした店内はノスタルジックな気分に。
宝山寺参道で記念撮影。
こちらは、生駒の写真映えスポットとして有名です。思わず足を止めてしまう、美しい階段が続きます。
いよいよ、宝山寺へ。
執事長の東條さんから本堂、聖天堂など特別な時にしか公開されていない場所を見せてもらいました。商売の神様を祀る日本三大聖天のひとつ、大聖歓喜天(聖天)を祀る聖天堂では、聖天さんのお姿の解説も。聖天さんは住職以外は誰も見ることが許されていないそう。実際は、「インターネットで検索したら出てきますけどね」と茶目っ気たっぷりの東條さん。
境内にある奇岩「般若窟(はんにゃくつ)」は、修験道を開いた役行者(えんのぎょうじゃ)や弘法大師も修行をしたといわれる場所。付近を荒らしまわっていた二人の鬼、「前鬼・後鬼」を改心させた場所とも伝えられています。詳しいエピソードや他の地域とのつながりなどを東條さんからお聞きしました。
歴史好きな参加者は目をキラキラさせながら、「今、とっても興奮しています!」と話していました。
そして、お地蔵さんが立ち並ぶ参道を上がり、奥の院へ。
宝山寺には来たことがあるけど、ここまで入るのは初めて、という人も。
木々に囲まれた参道にお地蔵さんがずらりと並びます。
生駒に暮らしていながら、あまり知ることのない宝山寺の歴史。
生駒市は生駒聖天・宝山寺の門前町として発展した経緯もあり、生駒を知るには欠かせない場所。お話を直接聞くことで少し生駒の街を身近に感じることができました。
これで終わり?いえいえ最後の締めは、生駒の老舗バー「Charleston(チャールストン)」へ。
店主の興津さんは、生駒市出身、生駒市育ち。お店を持って30年になるそうです。
「小さい頃は商店街にもっとお店があって、同級生もお店をしているお宅が多かった。だから、私が生駒で商売させてもらうことは、自然な流れだった。生駒には大阪など市外で飲食する方が多いけれど、生駒にもいいお店があることをもっと知ってもらえれば」と話してくださいました。
カクテルショーでは一斉にカメラを向けられ、照れる興津さん。
イチゴのカクテルをオーダーしたら、イチゴがハート型にカットされていたんです。こんな細やかな気配りが長年、お客さんを惹きつけてやまないのでしょう。
参加者の皆さんからはこんな声が。
「今まで気になってた場所に入ることができ、想像以上に楽しかった」
「当たり前の生駒が特別な生駒に思えた」
「案内してくださった皆さんが本当に生駒が好きなことが伝わって、もっと生駒を知りたいと思いました」
私自身、皆さんに喜んでもらえるツアーができたことで、以前に増して生駒に住んでいることに誇りを持つことができました。
参加者同士もいつの間にか前からの知り合いのように、会話を楽しんでおられました。歴史や人を知ることで、人と人の距離が縮まるんですね。私たちも、参加者の皆さんと同じ目線で楽しむことができたツアーでした。ご参加いただいた皆さんありがとうございました。
いこまとりっぷVOL.2「聖天さんの贈り物 ノスタルジックな休日」
開催日:12月8日(土)
企画・当日コーディネート:いこまち宣伝部 まっこ、ゆきえ、がっきー
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