【SWレポート】住まい手と設計者と語る 人に優しいリノベーション
10月16日、「住まい手と設計者と語る 人に優しいリノベーション」をテーマにしたトークイベントを、生駒駅近くのCaféかわせみで開催しました。講師は、自宅で料理教室をされ、3人の子の母でもある小野恭子さんと、市内で建築設計事務所を営む岩城由里子さん。お二人とも生駒市内にお住まいです。進行はコーワーキングスペース「オフィスキャンプ東吉野」代表の坂本大祐さんにお願いしました。
前半のトークセッションでは、小野さんから「お金の自由よりも時間の自由」「子どもたちに私の育った環境を見せたい」という思いが語られました。生駒への移住を決意した小野さんは、なぜ新築ではなく古民家リノベーションを選択したのか。設計者の岩城さんとどうやって出会い、一緒に家をつくっていったのか。坂本さんが二人の本音をテンポ良く聞き出してくれました。
ランチセッションは、なかなか食べられないほど講師を質問攻めにしたり、参加者同士で参加理由を聞き合ったりと、終始賑やかな雰囲気。ランチはもちろん、店主こだわりの珈琲と手作りケーキにも皆さん満足の様子でした。
後半のトークセッションでは、参加者からの感想や質問に二人が一つ一つ答えます。
「DIYで腕が筋肉痛になった」「DIY、リノベーションが必ずしも安いとは限らない」「日本の木を使うことが日本の森を救うことになる」「家の中が人の過ごしやすい温度に勝手になる」などの言葉に多くの参加者は驚きの様子でしたが、「立派な古民家ではなく、『ドラえもんの家』のような普通の古い家でもリノベーションできますか」の質問に対し、岩城さんは「できます」と即答。多くの参加者が勇気付けられたようでした。
その他にも「自分に合った設計者を探すにはブログがいいですよ」など、リノベーションを考えている人が、すぐに使える話もたくさんありました。
「普通に生活していると、新築の情報しかなかなか耳に入ってこないけれど、新築とリノベーション、両方の選択肢があることをまずは知るのが大事。どちらが良い、どちらが安いではなく、自分の価値観に合っているのはどちらか、考えてほしい」という坂本さんの言葉で、講座は終了。参加者からは、「リノベ事例見学会」や「リノベ塾」をやってほしいという声が寄せられました。
生駒市では、今後もこのようなイベントやgood cycle ikoma「いこまのすまい」(https://goodcycleikoma.jp/house/)を通じて、リノベーションの利点や魅力を積極的に発信していく予定です。
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2019.11.13 UP